KNPは日本語文の構文・格・照応解析を行うシステムです.形態素解析システムJUMANの解析結果(形態素列)を入力とし, 文節および基本句間の係り受け関係,格関係,照応関係を出力します. 係り受け関係,格関係および照応関係は,Webから自動構築した大規模格フレームに基づく確率的モデルにより決定します.
たとえば,次のようなテキストを入力すると,
% cat test.txt クロールで泳いでいる少女を見た 望遠鏡で泳いでいる少女を見た 機内の楽しみって「おやつ」と「機内食」しかなく〜今まで満足したことなかったけど、フィリピンエアライン〜良かったよ!
以下の解析結果が得られます.
% juman < test.txt | knp
クロールで──┐
泳いでいる──┐
少女を──┐
見た
EOS
望遠──┐
鏡で──┐
泳いでいる──┐ │
少女を──┤
見た
EOS
機内の──┐
楽しみって──┐
「おやつ」と<P>─┐ │
「機内食」しか<P>─PARA──┤
なく〜──┐
今まで──┤
満足したことなかったけど、──┐
フィリピン──┐ │
エアライン〜──┤
良かったよ!
EOS