KNPは日本語文の構文・格解析を行うシステムです.形態素解析システムJUMANの解析結果(形態素列)を入力とし, 文節および基本句間の係り受け関係,格関係を出力します.
新バージョン3.0では,Webから自動構築した大規模格フレームを利用するようになりました.この格フレームに基づく確率的構文・格解析により係り受け関係と格関係を決定します.
例えば,以下のような解析結果が得られます.
% cat test.txt クロールで泳いでいる少女を見た 望遠鏡で泳いでいる少女を見た
% juman < test.txt | knp クロールで──┐ 泳いでいる──┐ 少女を──┐ 見た EOS 望遠──┐ 鏡で──┐ 泳いでいる──┐ │ 少女を──┤ 見た EOS